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【保存版】図解作成AI NapkinAIとv0徹底比較ガイド

近年、AI技術の進化は目覚ましく、様々な分野で活用されています。
その中でも、テキストから図解を自動生成するAIツールは、ビジネスシーンや教育現場など、幅広い分野で注目を集めています。

今回の記事では、AI図解ツール『NapkinAI』と、自然言語でUIを生成する『v0』という2つの図解作成AIに焦点を当て、それぞれの特徴や使い方、そして両者の比較を通して、それぞれの長所・短所をわかりやすく解説していきます。


NapkinAIとは?

NapkinAIは、テキストを入力するだけで簡単に図解を作成できる無料のAIツールです。
直感的なインターフェースを採用しているため、AIツール初心者の方でも簡単に操作できます。
ビジネス資料の作成やSNS投稿用の画像作成など、様々な用途で活用できます。


NapkinAIの特徴

NapkinAIには、以下のような特徴があります。

  • 直感的なUI: シンプルなインターフェースで、AIツール初心者の方でも簡単に操作できます。

  • 豊富なテンプレート: 図解のテンプレートが豊富で直感的に選べるため、難しいプロンプト不要で使いやすいです。

  • 多様な出力形式: PNG、SVG、PDFなど、様々な形式で図解を保存できます。


NapkinAIの使い方

NapkinAIの使い方は非常にシンプルです。以下の3ステップで図解を作成できます。

  • アカウント作成&ログイン: まずはNapkinAIの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。サインアップは無料で、Googleアカウントやメールアドレスで登録できます。


  • ページ作成: New Napkinを押して、「Draft with AI」または「Blank Napkin」を選択します。

  • Draft with AI:テキストドキュメントをAIで生成する時に使用するモードです。

例えば、「マーケティングフレームワーク5選」と入れると、以下のような文章を作成してくれます。

このようにドキュメント生成ツールとして使うことができます。

  • Blank Napkin:ドキュメントを自身で入れる場合にするモードです。


  • 図解生成: ドキュメントの中で、生成ボタン(稲妻マーク)をクリックすると、AIが自動的にテキストを解析し、図解を作成します。

以下のような図解が作成できます。


図の左側で、AIが作成した多くのテンプレートから選択ができます。

更に、作成された図を編集することができます。

  • アイコンの編集:アイコンをクリックして、稲妻マークを押すと別のアイコンに変えることができます。

色や線の太さなど細かい部分の変更もできます。

文字の部分もテキスト自体の編集とフォントや色・大きさの変更ができます。

生成された図解は、PNG、SVG、PDFなど、様々な形式で保存できる点も魅力です。


さらに、作成したドキュメントはURLリンクで共有したり、PDFとしてダウンロードすることもできます。


NapkinAIで作成できる図解の種類

NapkinAIはテキストの内容をAIが解釈して図解を作成するため、フローチャートやマインドマップ、概念図など、様々な種類の図解を作成できます。

公式サイトに掲載されている一例ですが、これ以外にも多くのフォーマットが用意されています。


v0とは?

v0は、Vercel社が開発した、自然言語でUIを生成できるAIツールです。

テキストで指示するだけで、WebサイトやアプリケーションのUIデザインを作成できます。v0はReact/Next.jsとの互換性が高く、効率的なプロトタイピングに役立ちます。

v0は主にUIデザインの作成に特化したツールですが、その機能を応用することで、様々な種類の図解を作成できます。


v0の特徴

v0には、以下のような特徴があります。

  • 自然言語入力: 自然言語でUIデザインを指示できるため、専門知識がなくても利用できます。

  • カスタマイズ性: コードを使用してデザインを自由にカスタマイズできます。

  • React/Next.jsとの互換性: React/Next.jsのコードを生成するため、Webサイトやアプリケーションへの実装が容易です。


v0の使い方

v0の使い方は、以下の通りです。


  • アカウント作成&ログイン: まずはV0の公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。サインアップは無料で、Googleアカウントやメールアドレスで登録できます。


  • テキスト入力: v0の入力欄に、作成したいUIデザインを自然言語で記述します。

図解を作成したい時は、プロンプトでReactを使用して作成すると指示すると綺麗な図解ができます。

Reactコンポーネントを使用して図解して

  • デザイン生成: v0は入力されたテキストを解釈し、図解を生成します。

Reactコンポーネントで作成されるため、裏側はコードが生成されています。

  • カスタマイズ: 選択したデザインを、必要に応じてカスタマイズします。

プレビュー画面で「Select」ボタンを押して、特定の箇所を変更することができます。

選択したあとに、修正したい内容を指示します。

こうすることで一部だけを自然言語で修正することができます。


  • 図解のダウンロード:作成した図解はコードになっているため、ダウンロードするに一苦労が必要です。


  • <方法①>ダウンロードせずに、スクリーンショットを取って画像として保存するのが一番簡単な方法です。

  • 方法②>スクリーンショットではなく、画像としてダウンロードするには、以下のプロンプトを入れて画像のダウンロードボタンを追加します。

`html2canvas`ライブラリを使用して、DOMを画像に変換する仕様を追加して下さい。

以下のように、ダウンロードボタンが追加されます。

png画像のダウンロードができます。


【実践】NapkinAI vs. v0の図解作成比較

実際に、NapkinAIv0の両方を使って、同じテーマで図解を作成して比較してみます。

①フレームワーク図解

・図解にする文章

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