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社内ナレッジ共有GPTの作り方を動画で徹底解説【GPTsハッカソン@GMO Yours最優秀賞作品】

前書き

本記事では、2/27に開催されたGPTsハッカソン @GMO Yours で優勝した社内ナレッジ共有GPT『Share Knowledge In Your Company』と『FAQ collector』の作り方をご紹介します。

※本記事は、本GPT作成者のArai Motokiさんに寄稿していただきました


2024/02/27 に行われたGPTsハッカソン@GMO Yoursの最優秀賞作品です。
私(製作者自身)が動画で解説し、作り方も全文公開します。できる限りみなさまのお役に立てるように解説をいたします。

長文なので大変だと思いますが、解説動画までを見るだけでも学びはあると思います!

想定している読者

申し訳ございませんが、すべてを説明するにはかなりの長文になってしまうため、想定している読者は何度かGPTsを作ったことがあり、より深くGPTsを理解したい人、GPTsの精度を上げていきたい人、仕事としてチャットBot開発を受けたい人を対象に書きます。そのためschema・メンション・RAG…などなどの用語を解説せずに使っています。

まだ経験が少ない方は先に、ChatGPT研究所様が書いたGPTs開発の教科書などで理解していただいてから再度ご覧いただけたら幸いです。

ただ、経験が少なくても、下記の動画での使い方解説は、みなさまの参考になるので、ご覧いただけたら幸いです。

作品紹介

作成したGPTs

  • Share Knowledge In Your Company

    • スプレッドシートに記載してある社内のQAを参照したり、保存したり、@FAQ collectorと組み合わせて使用しFAQを生成するGPTsです

  • FAQ collector こちらが最優秀賞受賞

補足

FAQ collectorが最優秀賞作品ですが、2つ紹介しています。理由は@をつけ(メンション)で切り替えて使う想定で、2つの作品が機能を補い合っています。具体的には、FAQの候補を@Share Knowledge In Your Companyから受け取り、FAQシートに保存する機能があります。そのため、この2作品で最優秀賞受賞させていただけたのだと思います。

2つに分けた理由は、Schema(API)が多くなりGPTが誤ったものを使う可能性があることと、スプレッドシートを2つ使いますが、データの参照先と保存先を1つのGPTsが、2箇所持つとわかりにくくなるためです。

また、メンションはGPTsの出力を別のGPTsに引き継ぐために使うのですが、うまく活用すると精度を上げる、シンプルな構成にするなどできます。
GPTはできる限り機能が少ない方が精度良く動きますし何ができるか使用者がわかりやすくなります。メンションの活用ができると良いGPTsに近づくと思います

作成した理由 ← ここ重要です

この部分が1番お伝えしたいです
一言でいうとこのGPTsは時間とお金を何百万もかけてシステムを開発する前にわずか1人$20でRAGの性能や、業務で役に立つか試すことができるようになるためにつくりました。すぐに使ってもらえるので、要件定義・PDCAを回して改良も効率よく進みます。

私はWebエンジニアとして働いていて、GPTについての1番多い要望は社内のChatBOTとして使いたいという相談を多く受けます(体感として50%以上です)。GPTsはGPTplus(有料版)に入っている人しか使えない、どのAPIをどのパラメーターに渡すかGPTに依存している、ログ残せない、などなど制約があり、会社で使用する場合は基本的にはAssistants API や LangChainを使用してシステムを構築することになります。
ただ、システム構築をする前にお客様にこのGPTsを使用してもらい

1、業務での貢献度を測定
2、RAG精度を測定
3、クライアントに具体的にイメージしてもらうことができ要件定義を進められる

この3つを気軽に時間かけず、少ないコストで試していただけます。
みなさまが社内Chatを作りたいときは、このGPTsを参考に作っていただけたら、本格的な構築の前に失敗リスクの検知・より良い要件の発見などをすることができます。

全体の構成図

解説動画の前に全体の構成図を提示します。APIの概念が難しいためイメージしにくいと思いますが、動画解説を見て構成図を確認してを何度か繰り返しおてみるとだんだん理解が深まると思います。

メカニズム

①クライアント(人間)がGPTsに指示を出す
②GPTsはGAS(GoogleAppsScript)で用意されたAPIを使用する
③GASはスプレッドシートのデータを保存・変更・取得・削除などを行う
④スプレッドシートからデータなどを取得
⑤GASはGPTsにJSONというデータの形式でデータを返す
⑥GPTsはデータを受け取ったら、クライアントの質問に合うように最適化して表示してくれる

②のAPIを作る箇所が理解が難しいと感じると思います。何度か作らないと理解できない部分かと思います

解説動画

解説動画です。14分程度でテンポよく使い方の説明をしました。スプレッドシートも開放していて、全員の方にご覧いただけ、試していただけます!
解説動画まで見ていただけたら、学び深いと思います。

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