【検証】ChatGPTの検索機能は何が変わった?使い方から他ツールとの比較まで徹底検証
ChatGPTの一部アカウントで、待望の新しい検索機能が実装されました。
筆者が登録する3つのChatGPTアカウントのうち、1つの無料アカウントでこの機能を確認できたので、新機能を実際に試用してみました。
本記事では、アップデートされた検索機能について、他のAI検索ツールとの比較を交えて解説していきます。
アップデートの主な特徴
検索の精度が大幅に向上
より直感的な視覚的出力が可能
情報源の明確な引用と確認機能
応答速度の改善
この機能は、OpenAIが今年7月頃からウェイトリストを公開し、一部のユーザーに限定公開していた「SearchGPT」がChatGPTに統合されたものと推測されます。
新機能の概要
今回のアップデートにより、ChatGPTは検索時により多くのソースを参照し、質の高い情報抽出が可能になりました。最新情報への質問に対する回答能力が向上し、テキストだけでなく画像やグラフなどリッチな出力も可能になりました。
実際の使用例と特徴
① 使い方
アクセス権限のある方は、ChatGPTにアクセスすると、プロンプト入力欄の左端に地球儀マークが表示されます。
このアイコンを選択することで、最新の検索機能を使用できます。
ウェブ検索のアイコンを選択すると、検索候補が表示されます。これらは現在、日本でトレンドになっているキーワードのようです。
また、検索候補が文章ではなくキーワード形式で表示されていることから、この機能はGoogleのようなキーワード検索も想定しているものと考えられます。
実際の使用例:ワールドシリーズの試合結果
試しに「ドジャーズの試合結果を日本で教えて」と質問してみました。
これまでと異なる点は、出力の最下部に「情報源」ボタンが表示されることです。このボタンを選択すると、ChatGPTが参照したリンク一覧が表示されます。
表示される情報は「検索結果」と「引用」の2つのセクションに分かれており、検索結果から更に絞り込まれた情報を基に回答が生成されていることが分かります。
各リンクはクリックすることで、該当サイトにアクセスできます。
では、より高度な質問を投げかけ、以前のChatGPTの回答と比較してみましょう。
① 複数の検索ソースを参照する必要がある質問
強化された検索機能は、より多くのソースから情報を瞬時に取得できるようになりました。