
Excel不要でデータ分析!ChatGPTで営業方針書を作成
本記事では、ChatGPT、Code Interpreter を使用した様々なデータ分析方法をご紹介します。
Excelが苦手なビジネスパーソンでもChatGPTを使えば、複雑な数式を覚えなくても簡単にグラフの作成が可能です!
営業職でExcelが苦手な人が、上司からのオーダーや顧客からの要望でデータ分析が必要になったシナリオを想定し、ChatGPTを活用したデータ分析のユースケース提案します。
ChatGPTだけで、以下のように綺麗なグラフの作成が可能になります!

さらに、来期の営業方針書まで出力可能です:

ChatGPTで営業データを分析
今回使用するデータは全てサンプルデータで、Claude3を使用して生成しました:

実際に会社のデータを使用する場合は社内の規定に則って下さい。
【事前準備】フォントをアップロードしておく
グラフを日本語で作成したい時は、日本語フォントをアップロードして、そのフォントを使用するように指示して下さい。
グラフには日本語フォント「NotoSansJP-Medium」を必ず使用して下さい。
※ 上記フォントはこちらからダウンロードできます。
フォントは、GPTsのKnowledgeに入れれば毎回アップロードする必要がなくなります。
ChatGPTに分析内容を考えてもらう
分析をするとしても何から始めるべきか、、手が止まってしまう方はChatGPTに聞いてみましょう!
添付のExcelファイルをもとに、データ分析をしてください。
営業の実績データが入っています。
データを分析して営業成績を上げることを目的にしています。
どんなデータ分析ができるか、多角的な視点でアイデアを考えてください。

Excelの中身を読み取って、分析できる項目を提案してくれます。

データ分析と考察が同時に可能
ChatGPTの提案内容をもとに、簡単なトレンドグラフを作成します。グラフだけでなく、考察も提示してもらいます。
※引用機能を使うことで、特定箇所の出力を簡単に指示できます。
この部分を分析して下さい。
データは売上と販売数を分析して下さい。
データを分析したあとに考察も記載して下さい。


<考察>
特に6月には売上、販売数量、顧客数の全ての指標で大きな増加が見られます。これは、新しい商品の投入、プロモーションの実施、または市場環境の変化など、何らかの特別なイベントがあった可能性が考えられます。

<考察>
水曜日が売上金額と販売数量の両方で最も高くなっています。これは、週の中心日である水曜日が商談の成約やオーダーの処理が集中する日である可能性が高いです。企業が週半ばにビジネス活動を活発化させる傾向があるため、この日は特に営業チームのパフォーマンスが重要になります。
元となるrawデータは日別データなので、通常、Excelで分析する場合は曜日や月のカラムを作成する必要があります。しかし、ChatGPTを使う際は"言葉で指示"をするだけです。
ピポッドテーブルや関数が使えなくてもOK
次に営業担当のデータを使用して詳細の分析をします。
営業担当者別の成績分析をしてください。
- 営業担当者の売上割合を円グラフで作成
- 営業担当者の月別の売上金額を折れ線グラフで作成
- 営業担当者の月別の顧客数を折れ線グラフで作成

・営業担当の売上割合の円グラフ

・営業担当者の月別の売上金額

・営業担当者の月別の顧客数

グラフの系列の色やスタイルを指定して指示することもできます。