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GPT-4で変わる世界: GPT-4 を既に活用している6つのプロダクトや事例まとめ

3月15日、ついに GPT-4 が一般公開されました。この記事では、GPT-4を活用しているプロダクトや事例をまとめました。これらの事例はOpenAIのサイトにも載っているものです。これらの事例を通して、GPT-4がどのようにビジネスや社会にインパクトを与えているのか、またその将来性についても一緒に考察していきましょう。では、さっそくGPT-4を見ていきましょう。

Duolingo:GPT-4で会話力を磨く

Duolingoは、月間5000万人以上のユーザーが利用する言語学習アプリで、40言語に対応し100以上のコースが用意されています。GPT-4を活用した新機能として、AI会話パートナー「Role Play」と誤答の解説機能「Explain my Answer」を導入し、新しいサブスクリプションプラン「Duolingo Max」で提供しています。
過去の試みでは、GPT-3を用いて会話機能を補完しようとしましたが、複雑なチャットを自動化するには十分でないと判断されました。GPT-4の導入により、ユーザーと自由に会話できるようになり、より効果的な言語学習が可能になりました。また、GPT-4は「Explain my Answer」で誤答の解説を提供し、ユーザーが理解できるまでサポートします。
Duolingo Maxは現在、スペイン語とフランス語の学習にこれらの新機能を利用しており、今後さらに多くの言語に拡大し、新機能を追加する予定です。

Be My Eyes: GPT-4でアクセシビリティの技術革新

Be My Eyesは、視覚障害者・弱視者向けのデンマークのスタートアップで、GPT-4の視覚入力機能を活用した「Virtual Volunteer™」を開発しています。GPT-4は、画像認識・命名だけでなく、分析や推測も行い、リアルタイムで情報やサポートを提供します。また、ウェブページや画像の解析でも進歩を遂げており、従来のスクリーンリーダーより効率的に情報を読み取ることができ、複雑なウェブページもリアルタイムで利用可能になります。

Stripe: GPT-4でユーザーエクスペリエンスの最適化と詐欺対策

Stripeは、GPT-4を活用して決済プラットフォームの機能やワークフローを改善しています。GPT-4は、ユーザーのビジネス理解の向上、ドキュメントに関するサポート質問への回答、コミュニティプラットフォームでの詐欺検出など、さまざまな用途で活用されています。将来的には、ビジネスコーチとして収益モデルや戦略をアドバイスするなど、GPTのアプリケーションがさらに拡大することが期待されています。

モルガン・スタンレー:ウェルスマネジメントの知識ベースの活用

モルガン・スタンレーは、GPT-4を活用してウェルスマネジメント部門の知識ベースを整理し、内部向けのチャットボットを開発しています。このチャットボットは、ウェルスマネジメント関連の情報を包括的に検索し、アドバイザーが必要な情報を瞬時に入手できるようにすることを目指しています。同社は、現在200人以上の従業員がシステムを利用し、フィードバックを提供しており、さらにOpenAI技術を評価して顧客とのフォローアップコミュニケーションを効率化することも検討しています。

Khan Academy: 教育の新たなフロンティアへの挑戦

Khan Academyは、学生向け仮想チューター・教師向け教室アシスタントとして機能するAIアシスタント「Khanmigo」をGPT-4を活用して開発しています。Khan Academyは、教育におけるGPT-4の可能性を責任ある形で探求し、個別化された質問を提供することでより深い学習を促します。さらに、教師がGPT-4を活用して教室のプロンプトや教材を作成し、すべての生徒に合わせた学習を提供することにも重点を置いています。

アイスランド政府: GPT-4と共に進める言語保存プロジェクト

アイスランド政府は、アイスランド語の保存と継承を目指して、OpenAIのGPT-4と連携しています。アイスランド語はデジタル化が進む中で次第に使われなくなる危険性があり、その対策が求められています。
このプロジェクトでは、GPT-4をアイスランド語に対応させるため、専門家チームがReinforcement Learning from Human Feedback (RLHF)という手法を用いてモデルの学習を行っています。RLHFは、少ないデータでも効果的な学習が可能で、他の少数言語にも応用できる見込みです。
プロジェクトの成功により、アイスランド国民は自国語でAIと対話できるようになり、例えばEmblaという音声アシスタントアプリを使ってアイスランド語での会話や他言語への翻訳が可能になります。また、アイスランドの企業は英語のチャットボットに頼らず、アイスランド語でのチャットボットを利用できるようになります。

最後に

いかがだったでしょうか? GPT-4 の一般公開により、今まで以上にAIの進化が加速するような気がしました。これからも継続的に ChatGPT/AI 関連の情報について発信していきますので、フォロー (@ctgptlb)よろしくお願いします。この革命的なテクノロジーの最前線に立つ機会をお見逃しなく!

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