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【2024年最新版】NotionAIの活用術!仕事効率化の神機能5選

社内のドキュメント管理にNotionを使っている会社も増えてきています。

そんな会社におすすめなAIツールが、「NotionAI」です。

NotionAIの使い方は、以前の記事でも紹介しましたが、直近でアップデートもあり大幅に機能が進化しています。


アップデートした機能を中心に、機能別の活用事例も含めてNotionAIの活用術を紹介します。

1️⃣Slack・Googleドライブ連携ができるAIチャット機能

NotionAIは主に2つの機能があります。

1つがAIドキュメント生成機能で、Notionページ内でAIにコンテンツを作成してもらうことができます。

2つ目がAIQ&A機能です。Notion内のAIチャットボット機能で、Notion内の情報から回答してくれます。

Q&A機能が直近でアップデートされ、より便利になっています!

SlackとGoogleドライブ連携が可能になり、ユーザーからの質問に対して①Notionページ、②Slack、③Googleドライブの3つを参照して回答を生成します。

Slackは連携アカウントのパブリックチャンネルの投稿を参照します。

Googleドライブは、ドライブ内にあるドキュメント・スライド・スプレッドシートを参照します。

Googleドライブ連携は資料の中の情報も読み込んで回答の参照にしてくれます。

NotionAIのQ&A機能は、左のサイドバーか右下のアイコンマークをクリックすることで起動できます。

チャットの画面になるので、ChatGPTなどと同様に質問をすることで回答を得ることができます。

生成結果には、ソースのリンクが付与されますので引用元のチェックも簡単にできます。

特定のページ内だけで、検索をしてほしい時は、「@ページ」でページを指定して質問をすることでそのページ内の情報のみが参照されます。


Q&A機能によって、社内のどこに情報があるかわからずにあちこちで検索をする手間を大幅に減られます。

社内RAGを構築したいけど、開発コストをかけられない会社や普段からNotion、Slack、Googleドライブを全社で使っている会社は特に利便性が上がります。

Notionは、近日中にメール機能もリリース予定となっています。
将来的には、Gmailのデータも連携されてNotionAIの回答ソースとして利用できるようになる可能性があります。

AIQ&A機能の活用法

この機能を具体的にどのようなシーンで活用するかをご紹介します。

  • 社内の規定について質問して回答を得る:ex)有給休暇は入社何ヶ月後から付与される?

  • 特定のプロジェクトの進捗を確認:ex)プロジェクトXXXXの進捗状況をSlackから探して教えて、プロジェクトの概要をGoogle スライドから探して、内容をまとめて

  • プロダクトアップデートやリリースを確認:ex)◯◯機能のリリース日を確認して、機能概要を教えて

  • 社内の営業資料を調査:ex)〇〇プロダクトを〇〇業界に提案した提案資料を探して

  • Slack情報をまとめて確認:ex)Slackの #channel-name の内容を要約したまとめページを作って

  • 過去のやり取りを確認:ex)ベンダーに提供していたGoogle Docsで書いた新しいキャンペーンXXXのCTAは何だっけ?キャンペーンの要件も探して要約してください。


2️⃣Notion内情報を使うことで、ドキュメント作成を効率化

Q&A機能は、検索の代わりに使う活用法以外にもNotionAIならではの使い方が可能です。

NotionAIを使うと、「Notion内の情報をもとにドキュメントを作成」まで自動化が可能です。

新入社員向けのAI研修の内容をNotion内のドキュメントを活用しながら、作成してみます。

Notion内にAIツールのデータベースがあるため、そのデータベースを参照して業務で使えるAIツールの情報をまとめてもらいます。

以下のようにプロンプトを入力すると、具体的なツールの紹介(Notionデータベースに記載されているツール)も含まれた紹介資料が作成できました。

文末には参照したページ情報も表示されます。

生成したテキストは「保存」ボタンを押すことで特定のページにすぐに保存できます。


特定のページを参照して回答を生成してもらうには、NotionAIに質問するときにページ指定をする必要があります。

NotionAIを開いたチャットボックスの横の「すべて」をクリックすると、NotionAIで参照して欲しいページを指定できます。

今、開いているページ」を選択すると、特定のページのみの情報で回答を生成できます。

Notion画面キャプチャ Notionキャプチャ画面

この機能はNotion内のコンテンツをそのままAI生成に活用ができるため、複雑なプロンプトや前提情報・参照情報のインプットを入れる手間が省けます。

既にNotionにある社内情報(提案情報や自社プロダクト情報など)をフル活用して、コンテンツ生成ができるのはNotionAIならでは魅力です。


AIQ&A機能→ドキュメント作成の活用法

  • 新人研修資料の作成: 既存の社内資料を参照し、新入社員向けの研修コンテンツを効率的に作成

  • 新機能の確認→紹介文作成:◯◯機能のリリース日を確認して、機能をクライアントに紹介するためのメール文の叩きを作成(社内のリリース情報のNotionページを参照することで追加情報の入力の手間なく作成可能)

  • 資料のリサーチ→提案書の作成:過去の⚪︎⚪︎業界向けの提案書 @xxxxx をGoogleスライドから探して、YYYY社に対する新しい提案書を作成

  • よくある質問作成:機能Aに関して問い合わせ内容をもとによくある質問集を作成

  • プロジェクト進捗確認→報告資料作成:プロジェクトXXXXの進捗状況をSlackから探して教えて、プロジェクトの概要をGoogle スライドから探して、プロジェクト進捗報告資料を作成して

  • 過去1年の実施キャンペーン確認→施策カレンダーの作成:過去1年間に実施したキャンペーンをもとに来年の施策カレンダーの叩きを作成してください。過去の実施結果がわかるものは振り返り結果も施策ごとにまとめて下さい。


業務の中でゼロから1を作っているものと、1から10を作っているものがあるとすると後者はNotionAIのこの機能と相性が良い可能性が高いです。

既存のアウトプットをもとに新しいアウトプットを作ろうとした時は、NotionAIを使うことで大幅に効率化できるかもしれません。


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