
OpenAI DevDay 深掘り: 話題のGPT, Assistants APIで何ができるの?
11月7日、OpenAI DevDayが開催され、その様子がリアルタイムで世界中に同時配信されました。
1週間後の11月14日、当日行われた別の5つのセッションの様子もYouTubeに公開されました。
今回は、これらのセッションの中から「New Products: A Deep Dive」に焦点を当て、 日本語で詳しく説明します。
それでは早速、セッションの内容を見ていきましょう。
Our OpenAI DevDay Breakout Sessions are now live on YouTube. Check out deeper dives of our new features for developers, techniques for maximizing LLM performance, and more. https://t.co/Uh0Q9BywAK
— OpenAI (@OpenAI) November 15, 2023
GPTの紹介
AI分野で重要なのは、多用途性とカスタマイズ性です。OpenAIのGPT導入により、これらが大きく進化しました。GPTはAI技術の大きな進歩で、ユーザーがニーズや状況に合わせてAIをカスタマイズできます。今回は、GPTの多様な能力と、その柔軟性や可能性を様々なデモで見ていきます。
パイレーツGPTのデモと限定音声の公開
GPTの特徴は、指示を理解し行動する能力にあります。これにより、AIに特有の個性を持たせることができます。例えば、OpenAIはパイレーツをテーマにしたGPTを披露しました。この「キャプテン・コーダー」はパイレーツアクセントで応答し、カスタマイズの可能性を示しました。(なお、デモでは一般ユーザーには未公開のパイレーツ風のボイスが使われていました。)

GPTを外部と統合するAction機能

GPTは「アクション」機能により現実世界との対話が可能です。この機能で、AIはデジタルコマンドを現実の結果に変換します。例として、「Tasky Mc Taskface」を披露しました。GPTはAsana APIを通して、ToDoリストの管理を行い、プロジェクト管理ツールと連携します。これにより、GPTは実用的なツールへと進化します。


GPTに外部の知識を与える知識統合
GPTのもう一つの特徴は知識統合です。これにより、AIは外部情報を取り込み、知識ベースを拡張できます。例えば、「Dany・DevDay」という、OpenAI DevDayのサムアルトマンのスピーチスクリプトをPDFとして読み込ませた、特定の情報を持ったカスタマイズGPTを作成するデモが行われました。この機能によって、簡単に外部の情報を取り込むことができ、文脈に沿ってその情報を活用してくれるGPTを作ることができます。デモでは、DevDayの内容を要約してもらったり、既存のAPIと最新のAPIで何が違うのかをテーマにラップを作らせる様子が披露されました。
