【10月16日~10月22日】今週の主要AIニュース: OpenAI, Baidu, 画像生成AIツールMidjourneyのアップデートなどを紹介
今週も、OpenAI, Baidu, 画像生成AIのMidjourney などからAIに関する大きなアップデートがありました。早速振り返っていきましょう!
今週の主要AIニュース一覧:
*読了時間:3分
🇺🇦【ウクライナ】AI装備ドローン、人間の監督なしでの攻撃を実施
ウクライナは、人間の制御なしにターゲットを識別し攻撃できるAIを搭載したドローンを使用しており、自律型兵器または「キラーロボット」としての初の戦場での使用となっています。
主な注目ポイント:
ドローンは、Saker Scoutと呼ばれる小型無人機
Saker Scoutドローンは自動的にターゲットを攻撃可能
これらのドローンは、戦車などの車両をターゲットとして設計
人間のオペレーターからの直接の命令なしにロシアの兵士が死亡していることが確認されている
この技術の進化は、戦争の方法と倫理に関する新しい問題を提起しています。
関連情報・出展
Ukrainian AI attack drones may be killing without human oversight | New Scientist
🔍【OpenAI】DALL·E 3用のシステムプロンプトが判明
OpenAIが公開する画像生成AIモデル、DALL·E 3のシステムプロンプトの全文が判明しました。この情報は、ChatGPTを使用してiOSアプリから尋ねることで取得されました。
主な注目ポイント:
DALL·E 3はOpenAIがGPT-4アーキテクチャを基に訓練した大規模な言語モデル
ChatGPTの応答は1~2文程度が推奨されている
知識のカットオフは2022年1月
システムプロンプトの詳細を理解することで、DALL·E 3をより適切に使いこなせるとのことが期待されます。
追加情報:
あくまで ChatGPTに聞いた内容ですので正しい保証はありません。
プロンプト全文は以下👉
🇨🇳【Baidu】AIモデル「Ernie 4.0」公開、GPT-4と同等の能力を主張
最大の検索エンジンを提供するBaiduが最新のAIモデル「Ernie 4.0」を発表し、先進的なモデルであるGPT-4と同等の能力を持っていると大胆に主張しました。
主な注目ポイント:
Ernie 4.0は複雑な指示に従い、ロジックを適用し、要求に応じてクリエイティブなコンテンツを生成
Baiduは、Ernieの理解、推論、記憶、およびコンテンツの能力がGPT-4やGoogleのLaMDAと同等であると主張
Baiduは、Ernie 4.0を検索、マップ、クラウドサービスなどの製品に組み込む予定
「Ernie 4.0」の公開により、米国と中国間の競争が激化しています。しかし、4.0が一般には利用できないため、Baiduの大胆な主張を検証することは難しい状況となっています。
関連情報・出展
Chinese Baidu unveils Ernie 4.0 AI model, claims that it rivals GPT-4 | AP News
🤖【Figure】ヒューマノイドロボット「Figure 01」、初の公開歩行
ロボティクススタートアップのFigureが、ヒューマノイド「Figure 01」ロボットが独立してダイナミックに歩行する新しいビデオを公開しました。
主な注目点:
6フィート以上(約180cm以上)の高さのロボットが、部屋の中で支えなしにゆっくりと膝を曲げて歩行
人間のような5本指の非常に繊細な手を持っているが、まだ完全に機能しているかは確認されていない
Figureは5月に7000万ドルの資金調達を発表し、過去12ヶ月で従業員が60人に成長
追加情報:
Figureのヒューマノイドロボットは、近い将来の実用化に向けての大きな一歩となることが予想されます。
関連情報・出展
Figure 01 humanoid takes first public steps - The Robot Report
🔬【OpenAI】新しいAIモデル「Arrakis」の開発中止か
OpenAIは、期待されていた効率性の向上を達成できなかったという理由で、新しいAIモデル「Arrakis」の開発を中止したとThe Informationが報告しました。
主な注目点:
ChatGPTがすでにリリースされ多くのユーザーに使用されている中、Arrakisの開発はより手頃な価格での運用を目指して進行中であった
モデルは目標としていた効率性に達しなかったため、2023年半ばに開発を停止したと見られている
追加情報:
OpenAIはChatGPTのアップグレードを続けているが、GoogleのGeminiやAnthropicの「Claude」ような競合モデルが登場
11月6日には、OpenAIによる開発者向けイベントも予定されています。OpenAIの今後の動向に引き続き注目です
関連情報・出展
OpenAI Scrapped AI Model Named After Dystopian Hellscape in 'Dune': Report (businessinsider.com)
🖌️【OpenAI】DALL·E 3、ChatGPT Plusユーザーに解放
OpenAIがDALL·E 3がすべてのChatGPT PlusユーザーおよびEnterpriseで利用可能になったことを発表しました。
主な注目ポイント:
難しいプロンプトなしで画像生成が可能
日本語から高品質な画像を作成可能
DALL·E 2に比べ、指示に従う能力が格段に向上
実際に試してみた16個の事例は以下↓↓↓
関連情報・出展
DALL·E 3 is now available in ChatGPT Plus and Enterprise (openai.com)
🎨【Midjourney】AIアートの高解像化機能を追加、4K出力も可能に
画像生成AI「Midjourney」が、画像を超高解像度にアップスケーリングする新機能を追加。これまでの低解像度の制限を克服し、4Kの4096x4096解像度の出力が可能です。
主な注目ポイント:
生成AIアートでの低解像度の課題を解消
2倍または4倍のアップスケーリング機能を追加
4倍アップスケーリングにより、5824x3264の画像も出力可能
アップスケーリング機能の利用には時間がかかる場合があり、課金の仕組みも変更。一部のケースでアップスケーリング処理が不安定な可能性も指摘されているとのことです。
追加情報:
OpenAIの「DALL·E 3」は解像度は1729x1024
生成AIアート業界での高解像度競争が激化しています。
関連情報・出展
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