はじめに

Replitは常に開発者体験の向上を目指して革新を続けています。今回、Replitは人工知能を活用したコーディングアシスタント「Replit Agent v2」をベータリリースしました。

このAgent v2は、より自律的で効率的なコード生成と問題解決能力を備えております。 また、Anthropic社のClaude Sonnet 3.7を採用しています。

筆者が実際に体験した感覚としても、安定性が格段に向上して、これなら中規模のサービスなら十分作成できるのでは？という感想を持ちました。

そしてUIの完成度がv1と比較するとレベルが格段に向上しました。

本記事においては、架空のサービスとして「学習塾向けの生徒管理システム」を作成するところまでを解説します。

Replit Agent v2の主な特徴

1. 強化された自律性

Agent v2の最も重要な進化点は、根本的により自律的になったことです。各ステップにおいて、Agent v2は以下のプロセスで動作します：

• 仮説を立てる

• 適切な情報を検索する

• エラーなく作業を完了するのに十分な情報を得てから初めて変更を加える

このアプローチにより、Agent v2は同じバグに行き詰まる可能性が大幅に低減されました。ループに陥るのではなく、一歩引いて別のアプローチを考え直す能力を持っています。

2. 高品質なユーザーインターフェース構築

Agent v2は、ユーザインターフェイスの品質が格段に向上しました。

高品質なユーザーインターフェースの作成においても優れた能力を発揮します。構築の過程で、早い段階から進捗状況のデザインプレビューを提供することができます。これにより、開発者は最終的な成果物のビジュアルイメージをより早く把握できるようになりました。

3. 問題解決アプローチの改善

テストによると、Agent v2は問題に直面した際の対応が大幅に改善されています。同じバグに固執せず、違った角度からアプローチを再考する能力があるため、開発プロセスがよりスムーズに進行します。

利用方法

Replit Agent v2は現在、早期アクセスプレビュー段階にあります。以下の条件を満たすユーザーが利用できます：

• Replit CoreまたはTeamsの契約を行なっている

• アカウント設定で「Explorer」ロールが有効になっていること

後者の「Explorer」ロール はベータ機能を利用するといった意味です。こちらを下記の手順で有効にしていきます。