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「note AIアシスタント(β)」の童話をつくる機能最新レビュー: ChatGPT

はじめに

AIは、私たちの住む世界を変える可能性を秘めた、エキサイティングなテクノロジーです。note公式からも note AIアシスタント(β) という新しいAI機能のテスト公開されました。現在は限られたユーザーしか利用ができていませんが、すでに多くの人の注目を集めています。AIアシスタントは、文章を書く、物語を書く 、記事の題名を考えるなど、さまざまなタスクでユーザーを助けてくれる強力なツールです。

ChatGPT研究所も、有難いことに先行ユーザーに選んで頂きました。そのため、今回は、「ChatGPT」に、AIアシスタントが書いた物語を10点満点で評価してもらうことで、この機能をレビューしていきたいと思います。このAI機能の性能と、それがどのように私たちの日常生活を向上させることができるかを探る、エキサイティングな実験になることでしょう。それでは、早速、AIアシスタントを使って物語を作って見てみましょう!


詳しい5つの機能については note公式の次の note をご覧ください!👉


実験の具体的な方法

AIアシスタントは次のように、キーワードを入力するだけで、童話を作成してくれます。まずは、デフォルトで用意されている以下のキーワードでどんな童話ができるかを見てみましょう。👉

物語1

以下の内容が、先ほどのキーワードを入力した際に出力された童話になります。👉

📗 あるところに、小さな動物たちが住んでいました。その中には、怖がっている動物もいました。その一つが、小さな男の子のトムです。トムは、他の動物たちと一緒に外に出たことがなく、不安が大きかったのです。
ある日、トムは自分で外を歩いてみようと思いました。歩いていると、意外なお客様がやってきました。それは、大きなライオンのようなもので、トムはとても怖がりました。
しかし、トムは少し勇気を振り絞りました。「この動物は怖がっているんじゃないかな?」と思いました。そこで、トムは勇気を出して、「こんにちは」と言いました。
すると、そのライオンは「こんにちは」と返事をしました。トムは動物が気持ちを共有していることに気づきました。
そこで、トムはライオンと一緒に旅をしようと提案しました。ライオンはうれしそうに「はい!」と答えました。
そして、二人は旅をすることになりました。トムは、友情の大切さを教えてくれる旅

実際の出力

次にこの note の AIアシスタントが出力してくれた物語を、プロの文芸評論家になってもらったChatGPTに評価してもらいます。今回は以下のように深津式プロンプトを使用します。


深津式プロンプトについて詳しく知りたいという方は👉の記事にまとめていますので、ご覧ください!


#Instructions
あなたはプロの文芸評論家です。
入力されたシナリオを、以下の制約のもとで評価してください。
#制約条件
提供されたシナリオをプロの文芸批評家として評価すること
物語を10点満点で評価すること。
200字以内であること。
小学生が理解できる内容であること。
重要なキーワードを省略しないこと。
#入力テキスト
[入力テキストをここに]
#出力テキスト

実際には、ChatGPTのアウトプットの質を高めるために上記のプロンプトをDeepLで英訳し、英語のプロンプトを用いました。英文のプロンプト👉

#Instructions:
You are a professional literary critic.
Please evaluate the scenario entered under the following constraints.
#Constraints.
Evaluate the narrative provided as a professional literary critic
Evaluate the story on a 10-point scale.
Must be no more than 200 words.
The content should be understandable by elementary school students.
Do not omit important keywords.
#Input text
input text is here
#Output text:

さて、ChatGPTはこの物語に対して何点の評価をつけるでしょう。次の内容がChatGPTの出力したこの童話に対する評価です。👉

🤖 このお話では、トムという小さな男の子が、他の動物と一緒に外に出るのを怖がっていました。ある日、大きなライオンのようなものに出会い、とても怖かったのですが、勇気を出して「こんにちは」と声をかけました。ライオンはそれに応え、二人は同じ気持ちを共有していることに気づきました。トムは一緒に旅をしようと提案し、ライオンは快く承諾してくれました。トムは旅の途中で、友情の大切さを学びました。

シンプルで親しみやすいストーリー展開に、10点満点中7点をつけたい。登場人物の心情がよく描かれており、恐怖心の克服や友情の大切さなど、前向きなメッセージが込められている。しかし、読者の興味を引くには、もっと詳細な描写と魅力的な展開が必要だろう。全体として、この物語は幼児に適しており、勇気と仲間について優れたメッセージを伝えている。

ChatGPT の出力を DeepL で日本語に翻訳

なんと早くも7点の評価をつけてくれました。ただ、この物語が、より読者の興味を引くためのポイントなども教えてくれていますね。全体的には、勇気と仲間について優れたメッセージを伝えている童話だと高評価しているように見えます。

他にも童話を作って、ChatGPTに評価してもらいます。今回は、次の様な設定で童話を作ってもらいます。👉

物語2

📗 あるところに、小さな男の子とその猫のアイスが住んでいました。アイスはとても怖がっており、外へ出ておりませんでした。
そんなある日、仲間たちと出かけることになり、アイスを連れ出したのです。外の世界はとても面白く、怖がらないように励まし合いながら散歩をしていました。
をすると、そこには巨大な動物が立っており、怖くて逃げ出そうとしたアイスを見つけました。男の子は、すぐにと慌てふためきながら「大丈夫! 動物も怖がっているだけなんだよ!」と励ましました。
しかし、その動物は近づいてきました。男の子はアイスの体を守るように背中をなぎなったのですが、そのまま口元がふさがりました。
そこに、動物が頭をなでてきました。そのとき、男の子は動物の気持ちを知ったのです。「動物も怖がっているんだよ」と、そのことを知ったアイスに思いやりを伝えると、動物は勇気をもってその場で少し歩

途中で物語が切れてしまっていますが、この童話をChatGPTはどう評価するでしょうか。👉

🤖 このお話は、小さな男の子と怖がりの猫のアイスの話です。友達と一緒に外に出た二人は、大きな動物に出会い、アイスを怖がらせてしまいました。男の子はアイスを安心させるために、動物も怖がっていると言いました。動物が近づいてきたので、少年はアイスをかばったが、アイスは口を閉じていた。すると動物が少年の頭を撫で、少年は動物の気持ちを理解した。そして、自分も怖いのだと動物に伝え、思いやりを示しました。

共感と理解についてのメッセージとして、私はこの物語を10点満点中6点と評価します。シンプルな言葉と親しみやすいキャラクターで、若い読者にも理解しやすく、親しみやすい物語です。しかし、展開は盛り上がりに欠け、より魅力的な物語にするためには、より詳細な描写が必要である。全体として、この物語は共感と理解についてのポジティブなメッセージを持っているが、展開や キャラクターの面でもっと発展させることができるだろう。

ChatGPTの出力をDeepLで日本語に翻訳

今回の童話の評価は6点となりました。今回の評価は、最初よりも童話の改善点を指摘してくれている部分が目立ちました。

もうひとつ童話を作ってみましょう。最後は次の様な設定で童話を作ってみます。👉

物語3

📗 ある村には、お年寄りの夫婦と一匹の小さな柴犬がいました。ある日、夫婦は突然失踪してしまい、すべての動物たちが残されてしまいました。
柴犬は、夫婦がどこへ行き、何が起こったか知らずに、悲しんでいました。
そして、その日の夕食を食べるために、今までよりも遠くのほうへ歩き始めたのです。
しかし、そこには、今まで見たことない種類の動物がいました。
怖がり、彼は近づこうとしませんでした。
動物たちは、家族を失った柴犬を見て気の毒に思っていました。
彼らは、柴犬を「一緒に夜明けまで行きましょう」と声をかけてくれました。
柴犬は勇気を出して一緒に行くことにしました。
一斉に歩いて行くうちに、助け合うこと、友情、家族の大切さを学びました。
勇気を出すことで、最後には大勢の動物たちと一緒に夫婦を助けることができました。

またも、途中で出力が終わってしまっていますが、柴犬が失踪した飼い主を探し出すという全体の流れは分かる童話を作ってくれました。この童話に対して、ChatGPTはどの様な指摘をするのでしょうか。👉

🤖 この物語は、ある村に住む老夫婦と小さな柴犬の話です。ある日、夫婦がいなくなり、柴犬は悲しく、怖くなりました。柴犬は食べ物を探しに旅に出て、新しい動物に出会いました。柴犬は怖がっていましたが、その動物は柴犬をかわいそうに思い、一緒に遊ぼうと誘ってくれました。そして、助け合うことの大切さ、友情、家族について学びました。そして、ついに夫婦や多くの動物たちを助けることができたのです。

友情と人助けについての心温まるメッセージに、私は10点満点中8点を付けたい。勇気、優しさ、思いやりをテーマにした、若い読者が共感できるストーリー展開とキャラクターが良い。ストーリーはわかりやすく、団結して困難を乗り越えるというポジティブなメッセージが込められている。しかし、物語をより豊かにするために、より詳細な描写が必要である。全体として、この物語は良いメッセージを持っており、幼い子どもたちが読んで楽しむのに適している。

最高得点の8点をつけてくれました。指摘の内容としても、今までもよりも、ポジティブなフェードバックが多い結果となりました!


まとめ

いかがだったでしょうか。note AIアシスタント(β)  の書いてくれる童話はまだまだ完璧とは言えないまでも、創作活動を根本から変えうる注目の機能でした。また、この機能を支えるAI技術は、様々なタスクを理解し、簡単にこなすことができ、その応用の可能性は無限大です。

これからも継続的に ChatGPT/AI 関連の情報について発信していきますので、フォロー (@ctgptlb)よろしくお願いします。この革命的なテクノロジーの最前線に立つ機会をお見逃しなく!


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