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【プログラミング不要】ノーコードCozeでSlackボットを作る方法

本記事では、AIボット開発プラットフォーム「Coze」を使って作成したボットを「Slack」で利用する方法をご紹介します。

Cozeは、AIボット開発を驚くほど簡単にしてくれるプラットフォームです。その特徴と利点を以下にまとめてみました:

  1. プログラミング不要:技術的な知識がなくても、直感的な操作でAIボットを作成できます。

  2. 最新のAIモデル利用可能:GPT-4やGemini 1.5 ProなどのAIモデルを利用できます。

  3. 迅速な導入:従来のSlackボット開発と比べ、Cozeを使えば数分でAIボットを導入できます。プロトタイプ作成にも最適でしょう。

本記事では、CozeボットをSlackに連携させる具体的な手順を、ステップバイステップで解説します。それでは早速見ていきましょう!

注意:先日、Cozeの料金プランが追加され、無料で利用できる機能に変更がありました。

主なポイントは以下の通りです:
・無料プランでも各種AIモデルが利用可能ですが、使用回数に制限があります。
・有料プランではより高性能なモデルの使用回数が増加します。
例:Premiumプラン(19 USD/月)では、GPT-4oが1日約200回使用可能

現在、PremiumプランではSlack/LINE連携が未対応ですが、近日中に導入予定とのことです。

CozeのSlack連携手順

1. Slackアプリの作成

まずは、Slackにアプリを登録しましょう。これは、CozeボットをSlackに招待するための準備段階です。

SlackのYour Appsページにアクセス
「Create New App」→「From scratch」を選択

アプリ名(例:「My Coze bot」)とワークスペースを指定

作成後、「Basic Information」ページから以下の情報をメモ帳にコピー:

  • App ID

  • Client ID

  • Client Secret

  • Signing Secret

これらの情報は、後でCozeとSlackを連携する際に必要になります。大切に保管しておきましょう。

2. 権限の追加

次に、作成したSlackアプリ(つまり、これからSlackで動くCozeボット)に必要な権限を付与します。

左メニューから「OAuth & Permissions」を選択
「Bot Token Scopes」に以下の権限を追加:

  • app_mentions:read(メンションを読む)

  • channels:history(チャンネル履歴を見る)

  • chat:write(メッセージを送信する)

  • commands(スラッシュコマンドを使う)

  • groups:history(グループ履歴を見る)

  • im:history(DMの履歴を見る)

  • mpim:history(グループDMの履歴を見る)

  • users:read(ユーザー情報を読む)

「Install to Workspace」をクリック
表示された「Bot User OAuth Token」をコピー(これも後で使います!)

これらの権限によって、ボットがSlack上でスムーズに動作できるようになります。

3. Cozeでのボット設定

ここからはCoze側の設定です。ここでSlackとの連携情報を入力します。

Cozeにログインし、連携したいボットを選択
「Publish」→「Slack」チャンネル→「Configure」をクリック

以下の情報を入力:

  • Token: さきほどコピーした Bot User OAuth Token

  • Client ID: Slackアプリの Client ID

  • Client Secret: Slackアプリの Client Secret

  • Signing Secret: Slackアプリの Signing Secret

設定画面に表示される以下のURLをコピー:

  • OAuth2 Redirect URL

  • Event Request URL

  • Slash Request URL

これらのURLは、次のステップでSlackアプリの設定に使用します。
全て入力したら右下のSaveを押してSlackにチェックをしておきます。

4. Slackアプリの設定

ここからは再びSlackアプリの設定画面に戻り、Cozeとの連携を完成させます。

Slackアプリの設定ページに戻る
「OAuth & Permissions」→「Redirect URLs」にCozeのOAuth2 Redirect URLを追加

「Event Subscriptions」をオンにする

  • 「Request URL」にCozeのEvent Request URLを入力

  • 「Subscribe to bot events」で「app_mention」と「message.im」を追加

「Slash Commands」で新しいコマンドを作成:

  • Command: /clear_{appID}(appIDは自分のアプリIDに置き換え)

  • Request URL: CozeのSlash Request URL

ここで設定する「Slashコマンド」について、もう少し詳しく説明します。

Slashコマンドとは?

Slashコマンドは、Slack上で「/」(スラッシュ)から始まるコマンドです。これを使うと、ボットに特定の動作を簡単に指示できます。

このコマンドは、ボットとのチャット履歴をクリアするために必要になります。

Slashコマンドの使い方

Slackのメッセージ入力欄に「/clear_{appID}」と入力
Enterキーを押すと、ボットとの会話履歴がクリアされます

Slashコマンドのその他の活用例

/help:ボットの使い方を表示
/status:ボットの現在の状態を確認
/feedback:開発者にフィードバックを送信

これらは一例で、実際にはそれぞれのニーズに合わせて様々なコマンドを設定できます。

これらの設定により、SlackとCozeが相互に通信できるようになります。

5. ボットの公開とテスト

  1. Cozeに戻り、「Publish」をクリック

  2. Slackチャンネルを選択して公開

以上で設定は完了です!
「Open in Slack」リンクをクリックしてボットとチャットしてみましょう。

まとめ

以上、AIボット開発プラットフォーム「Coze」を使って「Slack」でボットを利用する方法を解説しました。Cozeは、プログラミング不要でAIボットを作成でき、最新のAIモデルも利用可能です。Cozeを使えばスムーズにAIボットを導入でき、プロトタイプの作成も簡単です。ぜひこの記事を参考にして、AIボットの活用を試してみてください!

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