【読書の秋】これまでの常識を覆すAI読書術3選
今年も秋になり、読書の季節がやってきました。とはいえ、
「読みたい本はたくさんあるけれど、なかなか時間が取れない…」
「難解な内容の本に挑戦したいけれど、理解できるか不安だ」
こう思われている方も多いのではないでしょうか?
従来の読書方法では、限られた時間の中で、自分の力だけで理解を進めていく必要がありました。
そのため、時間と労力がかかる一方で、十分な効果を実感できないことも少なくありません。
しかし、強力な読書のパートナーとなってくれるChatGPTをはじめとしたAIツールが登場しました。
本記事では、ChatGPT、ChatGPTボイスモード、Google NotebookLMといったAIツールを活用した、新しいAI読書術をご紹介します。
本記事を読めば、AIツールを活用することで、これまで以上に深く、効率的に読書を楽しむことができるでしょう。
① KindleとChatGPTを並行して活用する
読書をより深く理解し、楽しむために、まずおすすめしたいのが、デスクトップ版のKindleをダウンロードし、ChatGPTを横に開いて読み進める方法です。
ChatGPTを横に開いておくことで、まるで頼りになる読書パートナーがそばにいるかのような体験ができます。
しかも、そのパートナーは非常に優秀で、どんな些細な質問にも丁寧に答えてくれます。
読書中に疑問点が浮かんだら、すぐにChatGPTに質問して解決することができます。
ここでは、ピーター・ティールの著書「ZERO to ONE」を例に、ChatGPTを活用した具体的な読書術をご紹介します。
まずは、Kindleの隣にChatGPTを開きます。
以下の画像では、デスクトップ版のChatGPTを使用していますが、ウェブ版でももちろん問題ありません。
特定の章の要約を依頼する
事前に本の概要を把握しておくことは、その後の内容理解を格段に向上させます。
実際に、事前に情報を整理しておくことで、学習時の注意力が向上し、情報の定着率が高まるという研究結果もあります。
ChatGPTを使えば、本の概要を簡単に把握することができます。
プロンプト例:
注意点として、ChatGPTにはナレッジカットオフと呼ばれる知識の限界点があるため、最近出版されたばかりの本については、誤った回答をしてしまう可能性があります。
しかし、ブラウジング機能を使えば、その問題を解決することができます。
例として、2024年9月30日に出版された「資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由」という本について、ChatGPTに質問してみましょう。
以下のように検索をしてしっかりと回答してくれました。
登場人物の関係性を整理してもらう
「ZERO to ONE」には、イーロン・マスクやピーター・ティールなど、多くの著名人が登場します。
登場人物の関係性を把握したい場合は、ChatGPTに図示を依頼することができます。
プロンプト例:
そして、出力されたMermaid形式のスクリプトをNotionなどのツールに貼り付ければ、以下のように図示することができます。
これは、特に小説などを読む際に、登場人物の関係性を視覚的に把握するのに非常に便利です。
専門用語の意味を調べる
本を読んでいて、難しい単語に遭遇してしまい、読むのを諦めてしまった経験はありませんか?
ChatGPTを横に開いておけば、そんな問題もすぐに解決できます。
例えば、「ZERO to ONE」を読み進めている途中で、「リーンスタートアップ」という聞きなれない単語に出会ったとします。
そんな時は、ChatGPTに以下のように質問してみましょう。
難しい文章を分かりやすく言い換えてもらう
難解な文章に出会った際にも、Kindleから文章をコピーしてChatGPTに質問することができます。
プロンプト例:
Kindleのスクリーンショットを活用:AIによる瞬時要約
ChatGPTは、画像内のテキストも認識することができます。
Kindleで読んでいるページの内容を要約したい場合は、スクリーンショットを撮影してChatGPTに送信するだけで、ページの内容についてリクエストが送ることができるのも非常に便利です。
以下はあるページの内容を要約してもらった例です。
この機能を活用することで、重要な箇所を素早く把握したり、内容を振り返ったりする際に非常に役立ちます。
特に、長文の資料や論文を読む際に効果を発揮します。
注意点として、スクリーンショット内のテキストが鮮明でない場合、ChatGPTが正しく認識できない可能性があります。
補足:上記の例はあくまでも一例です。
読みたい本の内容や自分の理解度に合わせて、自由にプロンプトを作成し、ChatGPTを活用してみてください。